【レビュー】ファクトリア(新版)*工場を稼働してお金を稼ごう!
概要
資源の交換と購入を繰り返し、ゴールドを稼ぐゲーム。
資源の交換は主に全員共通の工場カード上にコマを置くことで行うが、どの工場を使うかをカードを使って一斉に宣言する。
他の人とかぶるとより多くの恩恵が得られるが、単独で使用すると工場のアップグレードができるので、どちらが良いかは状況によって変わる。
より効率よく資源を集めるために技術書カードがあるが、この購入にはもちろんゴールドが必要なため、いつどのタイミングで勝負を仕掛けるか、他の人の動向をよく見ながらプレイする必要がある。
誰かが最初に100ゴールドに達したら、もう1ラウンドやってゲーム終了。
ルール
各プレイヤー個人ボードを受け取る。可愛いイラストが描かれているがフレーバーで、個人の能力は無い。
個人ボードはお金と資源を管理する。資源は6種類あり、それぞれ6つまで持つことができる。
手番ではまず、数字のカードを使って、どの工場を使うか一斉に宣言する。
前回使ったものを使うとお金がかかり、3回連続で選ぶことはできない。
工場の枚数はプレイ人数によって異なる。
工場は資源をより上位の資源に変換したり、下位の資源をたくさん取得できたりする。
他の人とバッティングすると、さらに多くの資源を獲得できるが、もし単独で使用できると、工場をアップグレードすることができる。(工場タイル上の資源チップを置き換える)
その後、資源の売買のどちらかを行い、様々な効果を持つ技術書カードを購入できる。
すなわち、資源を集めてそれを売ってお金にし、技術書を買って資源効率を高める。
工場をアップグレードすることで、より上位の資源が多く登場し、ゲームが加速していく。
誰かが100ゴールド貯めたら次のラウンドで終了し、最も多くゴールドを稼いだ人が勝利する。
感想
2020年にこの旧版をプレイしたことがある。
その時の印象では大して面白くなかったのだが、ボロ負けしたせいかもしれない。
ただ、アートワークやコンポーネントは大事で、ペラペラの紙やチップだと、どれだけアイデアが良くても面白さが半減してしまう。
新版は面白かった。技術書カードのランダム性で戦略が変わり、リプレイ性があるし、みんながじっくり進めるか、いち早く100ゴールドを目指すかでもゲーム性が大きく変わる。
惜しむらくは、2022年11月現在、入手困難なこと。再販を期待したい。