【レビュー】チャオチャオ*出目を偽って橋を渡れ!
概要
サイコロを振って橋を渡る。ただし、サイコロは秘密裏に振り、出目は口頭で宣言する。
この時、嘘をついてもよい。また、サイコロには「×」の出目もあり、この時は嘘をつかなくてはならない。
誰かに嘘を見破られると、そのコマは橋から脱落して、また新しいコマでスタートする。
逆に、本当なのに嘘と言ってしまったプレイヤーも、同様に橋から脱落する。
しれっと嘘をついて橋を渡り切ろう。
ルール
各プレイヤー、自分の色のコマを7つ持ち、それぞれ1つずつ、端の左側に置く。
プレイヤーは手番になったらダイスを振る。このダイスは「1」~「4」が1つずつと、「×」が2つある。
ダイスは筒の中で秘密裏に振って、出目を宣言する。この時、嘘を言ってもよい。「×」の時は、必然的に嘘を言うことになる。
手番の次のプレイヤーから順番に、もし出目が嘘だと思ったら「嘘だ」と宣言する。誰か一人が宣言したら、そこで出目を確認する。
もし誰も宣言しなければ、出目の数だけ先へ進んで、筒を振って出目をわからなくしてから次のプレイヤーに渡す。
「嘘だ」と宣言した場合
もし宣言が本当だった場合、「嘘だ」と言ったプレイヤーのコマが橋から脱落する。
もし嘘だった場合、手番プレイヤーのコマが脱落する。
脱落したら、また新しいコマをスタート地点に置く。
ゴールとゲーム終了
ゴール地点には①から⑧までのマスがあり、ゴールした順に①から置いていく。
もし誰かが3つのコマをゴールさせたら、そのプレイヤーが勝利する。
誰かが3つのコマをゴールさせる前に、すべてのコマが脱落するか、8つのマスが埋まったら、そこでゲーム終了。自分のコマを置いているマスの数字の合計が大きいプレイヤーが勝利する。
途中でコマがなくなったプレイヤーは、手番は行えないが、ゴールしたコマを賭けて「嘘だ」と宣言することができる。(3つゴールできなかった場合、後からゴールした方が有利なので、その救済ルールと思われる。後は、コマがなくなると退屈してしまう)
感想
コンセプトは面白いが、どうしても「嘘だ」と宣言するタイミングやプレイヤーが機械的になってしまうと感じた。
・宣言された出目が大きい
・止めないとゴールされてしまう
・残っているコマが多いプレイヤーが宣言する
・自分のコマがあまり進んでいないプレイヤーが宣言する
後は、そもそも出目がいいプレイヤーがやはり強い。これはすごろくと同じ。
それでも、単にダイスを振るだけではなく、駆け引きもあるし、同じプレイヤーが3つゴールしなければゆっくり行った方が強いなど、ゲーム性もある。
パーティーゲームとしてはオススメできる一作。