【レビュー】カエサル!*ローマを舞台に領土争い!
概要
戦略的な二人用のゲーム。
18の地域に分かれたボード上の、各地域の境界線上のマスの上に、自分の影響力トークンを配置する。
トークンには上下に数値が書かれており、隣接する2つの地域に影響を及ぼすことができる。
ある領域の最後のマスに影響力トークンを置いたら、そのプレイヤーはその地域に置かれているボーナストークンを獲得できる。
その地域に対する影響力が高い方がその地域を支配でき、自分の色の支配マーカーを置く。
支配マーカーを置き切ったら勝利。もしくは、影響力トークンが置けなかったら敗北する。
ルール
自分の色の影響力トークンは袋に入れて、最初は2枚引く。1枚配置したら1枚引く。
ゲームの途中で、壺アイコンの、「富」のボーナストークンを手に入れると、この上限を増やすことができる。
影響力トークンは、マスに書かれた同じアイコンのものしか配置することができない。
月桂冠アイコンのトークンはどのマスにも配置することができるが、数値が少し低い。
ある領域の最後に影響力トークンを置くことで獲得できるボーナストークンには、トークンの所有枚数を増やす「富」の他に、連続手番ができる「戦略」や、支配マーカーを減らすことができる「元老院」などがある。
前述の通り、影響力の大きい地域に自分の支配マーカーを置くことができるが、もし隣接する2つの地域を自分が支配し、且つその境界のマスに相手プレイヤーの影響力トークンがある場合、その影響力トークンの上に追加で支配マーカーを置くことができる。
こうして、通常の支配、挟み撃ち、「元老院」などで支配トークンを減らし、先に最後の1枚を置いたプレイヤーが勝利する。
感想
ボーナストークンがランダムなので、リプレイ性がある。戦略的で面白い。
ただ、運要素がかなり強いゲームに感じた。
例えば後1枚で地域をクローズできても、そのアイコンの影響力トークンを持っていなければ置けないし、相手が持っているかどうかも運にかけるしかない。
自分の場合、「0/6」の影響力トークンが連続で来て序盤で使い切ってしまったため、以降相手は、「相手はもう6を持っていない」という情報のアドバンテージがある状態で戦い、圧勝した。
ボーナストークンが強いため、なるべく各領域の最後の1マスを相手に渡したくないが、そうできるかも、相手が置けるかも運なので、戦略的ではあるがそこまで考える余地はないかもしれない。