【レビュー】ノーリターン*いつフェイズ2に移行する?
概要
1~11の数字の書かれた6色のコマが2つずつ、計132個のコマを使用する。
すべて袋に入れて、手札として8枚持つ。
まずフェイズ1では、手番で同じ色のコマを降順に並べるか、手札を4枚まで交換できる。
自分の好きなタイミングでフェイズ2に移行することができ、フェイズ2では、場に並べたコマを小さい方から取って行き、得点化する。
この時、手札から1色のコマを1枚以上出して、その合計数値まで取ることができる。
袋からコマがなくなったら、全員が同じ手番数になるようにプレイしてゲーム終了。
得点化したコマから、場に残ったコマの数字を引いて、勝敗を競う。
ルール
すべてのコマを袋に入れたら、そこから8枚引いて手札にする。この時、最初だけ好きな枚数を交換することができ、全員が交換を完了したら、交換したコマは袋に戻す。
以降、スタートプレイヤーから順に手番を行う。
フェイズ1では、コマを4枚まで交換するか、場に並べることができる。また、任意のタイミングでフェイズ2に移行することができる。一度フェイズ2に移行したら、もうフェイズ1には戻れない。
フェイズ2では、同じくコマを4枚まで交換するか、場に並べたコマを取り除くことができる。
袋からコマがなくなったら、全員が同じ手番になるように続けてゲーム終了。
取り除いたコマの数字の合計から、場に残っているコマの数字の合計を引き、最も数字の大きいプレイヤーが勝利する。(同点の場合、マイナスの少ないプレイヤーが勝利する)
フェイズ1
手札を交換する場合、最大4枚までを裏向きに箱に入れて、袋から同数のコマを引く。
場に並べる場合、1手番では1色だけを並べることができる。
コマは降順になるように並べる。同じ数字はOK。また、1色1列までしか並べることができない。すなわち、最大で6列。すでにある列に追加することは可能。
もしすでに青の10→7→7→5という列を作っている状態で、青の8や9を引いたら、それはもう並べることはできない。
コマを並べたら、手札が8枚になるように袋から引く。
フェイズ2
交換のルールはフェイズ1と同じ。
場から取り除く場合、1つの列(=1色)から、小さい順に取り除いて得点化する。
取り除く際、手札のコマを使用する。1色のコマを1枚以上使って、その合計数字分だけコマを取り除くことができる。色は取り除くコマと同じでなくても良い。
例えば、手札の白の11を1枚だけ使って、場の緑の列の「1、3、3、4」の4枚を取り除くことができる。
取り除くことに使った手札のコマは捨て札になり、手札が8枚になるように袋から引く。
感想
タイトルの通り、フェイズ1からフェイズ2に移行したら、フェイズ1には戻れないというのがこのゲームの一番面白いところ。
フェイズ2に移行するのが早すぎると、最終的に得点が低くなってしまう。(最大で、フェイズ2移行時の場札の合計にしかならない)
しかし、フェイズ1を長くやりすぎると、袋のコマがなくなって回収できず、場に残ったコマがすべてマイナスになってしまう。
列は少ない方がいいのかな。6列作ると、少なくともすべて回収するのに、フェイズ2が6手番必要になる。
なるべく少ない列数を長く作りたいが、場に並べるのも回収するのも引き運次第。
あくまで運要素は強めという認識さえ持って臨めば、かなり面白いゲームだと思う。