【レビュー】ネビュラ*荒廃した遺跡を蘇らせよう!
荒廃した大地を開拓して資源を産出し、資源を集めて建物を建てる。
大地を開拓する際、そのマスに親方コマと資源を置くが、資源がすべて使われない限り親方コマが手元に戻らない。
自分だけでは使い切れないので、他のプレイヤーといかに共存しつつ出し抜くかが重要になる。
誰かが5つ建物を建てたら終了。獲得した資源タイルやカードの得点で勝敗を競う。
ルール
まずこれがボードの初期状態。資源タイルの配置はランダム。
自分の手番では2アクション行う。
建物を建てるまでの基本的な流れは、まず職人コマを置いて開拓する。
この時取り除いた資源タイルは、勝利点になる。
上の例だと、職人コマと一緒に、粘土を4つ置いている。職人コマは一人3つで、この粘土がすべてなくならないとこの職人コマは手元に帰ってこない。
次に、建設タイルを置く。
1マスに2人まで置ける。もちろん、空いていれば自分で2つ置いてもよい。
ここに資源を運ぶが、道が繋がっていないといけない。
そこで、霧マスに草原タイルを置く。
上の例だと、これで粘土の資源を建設タイルに運べるようになる。
なお、霧マスではなく化石の森のマスに草原タイルを置くと、アクションが2回分必要になる。
その後、建設タイルに資源を運ぶ。
上の例では、青のプレイヤーが、黒のプレイヤーが開拓した石を自分の建設タイルに運んでいる。
このように、他のプレイヤーの資源も運べるし、自分で開拓した資源を他のプレイヤーに使ってもらうことも大事になる。(そうしないと親方コマが戻って来ない)
最後に、持っているカードか場にあるカードに描かれている資源が建設タイルの上に乗っていたら、建物を建てることができる。
この時、必要のない資源が置かれていても建てることはできるが、それらの資源はマイナス点になる。
こうして誰かが5つ目の建物を建てたら、他のプレイヤーがもう1手番ずつやってゲーム終了。
資源タイルやカードの得点、草原タイルを置くことで得られる点数などで勝敗を競う。
感想
協力要素と邪魔をする要素のバランスが絶妙で面白い。
資源は使ってもらわなくてはいけないが、下手を打つと自分が1つも使えずに終わることもある。
誰にも使ってもらえずに、ゲーム終了まで親方コマが帰ってこないこともある。
建設に使うカードは取り合いなので、狙っていたカードが取られてしまい、資源が余ってマイナス点になることもある。
このように、インタラクションはかなり強い。
3人でもプレイできるが、4人限定と考えた方が良い。3人でやると2対1に分かれて、まったく何も出来ずに終わることがある。
ずっと書いている通り、他の人の協力がなければ、基本的には親方コマは帰ってこない。
『カタン』同様、比較的安価で安定供給されているゲーム。プレイ人数が限定的だがおすすめの一作。
涼夏と千紗都と『ネビュラ』
2人プレイでのプレイ記があります!