【レビュー】シュタウファー*より権力を持つ皇族になろう!

シュタウファー

概要

プレイヤーは国王に付き従う皇族となり、国王に同行しながら、周辺の地域への影響力を広げるゲーム。

円形に置かれた6枚の地域ボードを国王が移動し、ラウンドごとに国王のいる地域を起点にして、先にある地域の役職マスに自分のコマ(貴族・公使)を置いていく。

ゲームは5ラウンド。ラウンドごとに対象地域で点数計算を行い、5ラウンド終了後、指令カードや集めた宝箱により最終計算を行う。

準備

アクションボードと地域ボード

まず六角形のアクションボードの周囲に地域ボードをランダムに配置する。アクションボードはプレイ人数によって使用する面が異なる。

なお、地域ボードはAugsburg(アウクスブルク/ドイツ)、Strasbourg(ストラスブール/フランス)、Palermo(パレルモ/イタリア)、Aachen(アーヘン/ドイツ)、Nijmegen(ネイメーヘン/オランダ)、Milano(ミラノ/イタリア)の6都市。

ボードを配置したら、周囲の宝箱アイコンに対応するように、ランダムに宝箱を表向きに並べる。

また、6枚の得点タイルを、ランダムに各地域ボードに配置する。

補充用ボード・特権カード・ラウンドタイル

補充用ボードの下にも宝箱を表向きに並べる。(プレイ人数によって使用する面が異なる)

特権カードは全部で16種類があるが、1ゲームでは6種類だけを使う。それぞれ種類ごとに山にする。

勝利点のカードは、点数の高い順に積む。(下の写真の左上)

ラウンドタイルは、Aタイルから5枚、Bタイルから5枚、Cタイルから4枚と最終得点計算タイルを繋げる。

Aタイルには都市の名前が書いてあるが、Aタイルで選ばれなかった都市の地域ボードに国王コマを置く。

また、1ラウンド目のAタイルの都市に得点計算マーカーを1つ置き、もう1つはラウンドタイルの近くに置いておく。

各プレイヤー

各プレイヤーは公使4個と貴族1個を取る。また、指令カードを色ごとに分けて、それぞれ1枚ずつ受け取る。(写真ではわかりやすく表向きにしてあるが、実際には各自裏向きで持つ)

最後に、プレイ順に、アクションボードの上に家族コマを置く。1→2→3→3→2→1→3→2→1の順になる。

ルール

アクションボードに置かれた家族コマの順に手番を行う。1ラウンドは3手番で、計5ラウンド行う。

1ラウンド終わるごとに得点計算と処理フェイズを行う。

5ラウンド目は処理フェイズは行わず、最終得点計算を行う。

手番では以下の2つのいずれかを行う。

補充

家族コマをアクションボードの補充チャートに置く。

その後、補充アクションを行う。公使や貴族は、ストックに残っていればストックから受け取る。ストックになければ、地域ボードの支払エリアから受け取る。

宝箱が残っていたら、その宝箱も受け取る。

移動と配置

家族コマをアクションボードの配置チャートに置く。

王様コマのある地域から、移動したい先の地域までのコマ(公使でも貴族でもよい)を支払い、移動先の地域で役職マスにコマを置く。さらに、役職マスに書かれたコマの数が必要になる。

上の例だと、まずアーヘンまで2つ(赤丸)を支払い、3の役職マスを選択。アーヘンの役職マスに1つと、残り2つをその先の都市に置く(青丸)。

置いた役職マスに対応する宝箱を得る。

マスに貴族が書かれたマスには貴族しか置けないが、他のマスには公使も貴族も置くことができる。

宝箱

宝箱はオレンジ、青、茶色、紫の4種類がある。

手番中に、宝箱や特権を使用することができる。

宝箱は主に以下のようになっている。

オレンジ:即時、勝利点や公使、貴族を得る。

:補充の補助や移動コストの軽減などのアクション。

茶色:集めた枚数に応じて最終的に勝利点。

:2枚で特権カードを獲得。特権カードは同じ種類は1枚までしか獲得できない。

得点計算

ラウンド終了後の得点計算は、ラウンドタイルのAタイルで示された地域と、Bタイルの条件に合致する地域で行う。(国王のいる地域 or 残っている宝箱が少ない or 役職マスに置かれているコマが多い)

もしAタイルとBタイルが同じ地域の場合、得点計算は一度だけ行う。

得点は得点タイルに従って、役職の多いプレイヤーから順に獲得する。貴族は2つ分になる。また、同数の場合はより左側の役職を得ているプレイヤーが上位になる。

上の例の場合、緑と赤は同数だが、緑の方が左側の役職を取っているため、緑が9点、赤が5点になる

また、各地域にはボードに地域ボーナスが書かれており、それも獲得できる。

上の写真のアーヘンの場合、山から宝箱をプレイ人数分めくり、役職が1位の人から順に獲得できる。

処理フェイズ

得点計算が行われた地域の役職マスに置かれたコマは、すべてストックに戻す。

得点計算が行われた地域と、補充ボードに宝箱を補充する。前のが残ってたら、2つ以上になることもある。

Cタイルに従って、国王コマを動かす。国王コマが通った地域の支払スペースのコマを、個人のストックに戻す。(国王が元々いた地域は回収できない)

一番上のラウンドタイルを箱に戻し、得点計算マーカーの位置を更新する。(準備同様、Bタイルのマーカーはラウンドタイルのそばに置いておく)

最後に、補充チャートと配置チャートから、家族コマを順番チャートに移動する。

最終得点計算

5ラウンド終了し、5ラウンド目の得点計算も終わったら、最終得点計算を行う。

まず、最初に配られた3枚の指令カードを解決する。青のカードと赤のカードは、複数箇所で達成することができる。

指令カードの判定は最終ラウンド終了時に置かれている役職で行う。

最後に、手元に残っている宝箱の勝利点を加える。

茶色の宝箱の計算をした後、ゲーム中に使わなかった青と紫の宝箱は1つ1点になる。

感想

まず何より、一際目を引くボードが美しい。それだけでテンションが上がる。

手番でやることは補充もしくは移動と配置だけなので、いたってシンプル。ただ、膨大な量の情報がすべて公開されているため、考えることが多い。

次にBタイルの得点計算はどの地域で行われるか、王様はどれだけ動いてコマが戻ってくるか、指令カードを達成するために4ラウンド目に何を準備すべきか、どの宝箱を取るべきか、相手はもう何が出来ないか、そういったことを1手番ごとに考えるため、必然的にプレイ時間も長くなる。

箱には人数×20分とあるが、倍近くかかると考えた方がいいだろう。

プレイしていて惜しいと感じたところもなく、最初から最後まで面白かった。オススメ。

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