【レビュー】楽園の方舟*方舟に荷物を載せて新天地へ!

2023年4月26日

楽園の方舟

概要

少し変則的なワーカープレイスメント。

メインボード上にワーカーを置いたら、それがその列の土地カードに移動され、土地カード上のマスのアクションを行う。

基本的にアクションは資源の獲得か、方舟カードに建材キューブを置く。

効率よく資源を集めて、資源のマジョリティーや方舟カード完成の貢献度に応じて勝利点が入る。

ルール

ゲームは6ラウンド。

手番では下のようなメインボード上に、

ワーカーをプロットして、

右側の土地カードにワーカーを移動させてアクションを行う。

カードは2列あって、毎ラウンド最後に2列目のカードが破棄され、1列目が新しく置かれる。

土地カードには「前期」と「後期」の2種類があり、後半は「後期」のカードが使われてゲームが加速する。

ワーカーをプロットする際は、2つ置くなら片方を空いている右端、もう片方を空いている左端に置く。

アクションはA列から順番に、ワーカーを移動させて実行する。

船のマーク以外は資源を獲得し、資源は個人ボードで管理する。

船のアイコンは方舟カードに自分の色の建材キューブを置く。

方舟カードは全プレイヤー共通で、置けるキューブの数と、置いた際の効果が書かれている。

ゲームは他に使命カードがあり、これは最初にスタートプレイヤーの反対順に1枚ずつ獲得し、達成すると最後に勝利点になる。

6ラウンド終わった後、資源のマジョリティーや、方舟カードに置いた建材キューブのマジョリティー、使命カードなどで勝利点を得て、最も多く獲得したプレイヤーが勝利する。

感想

面白かった。

まず、ワーカーの置き方が特徴的で、常に相手の欲しい資源を把握しないと、なかなか自分の欲しい資源を獲得できない。

また、ワーカーが帰ってくるのが2列目の土地カードがなくなるタイミングなので、1列目のカードのアクションを打つと、次のラウンドでワーカーがなくなってしまう。

これはもちろん、敢えて相手のワーカーを1枚目のカードの上に行くように仕向けることもできるので、重要な戦略になる。

やっていることは資源を集めるだけなのだが、その資源の数自体が勝利点になり、しかもマジョリティーなので闇雲に集めればいいというわけではない。

カードの質感も良く、コンポーネントも悪くないのだが、パッケージが地味で損をしている印象。

同じルールで、テーマとアートワークを変えれば、すごい人気作品になってもおかしくない。

涼夏と千紗都と『楽園の方舟』

3人プレイでのプレイ記があります!

スポンサーリンク