【レビュー】楽園の方舟*方舟に荷物を載せて新天地へ!
概要
少し変則的なワーカープレイスメント。
メインボード上にワーカーを置いたら、それがその列の土地カードに移動され、土地カード上のマスのアクションを行う。
基本的にアクションは資源の獲得か、方舟カードに建材キューブを置く。
効率よく資源を集めて、資源のマジョリティーや方舟カード完成の貢献度に応じて勝利点が入る。
ルール
ゲームは6ラウンド。
手番では下のようなメインボード上に、
ワーカーをプロットして、
右側の土地カードにワーカーを移動させてアクションを行う。
カードは2列あって、毎ラウンド最後に2列目のカードが破棄され、1列目が新しく置かれる。
土地カードには「前期」と「後期」の2種類があり、後半は「後期」のカードが使われてゲームが加速する。
ワーカーをプロットする際は、2つ置くなら片方を空いている右端、もう片方を空いている左端に置く。
アクションはA列から順番に、ワーカーを移動させて実行する。
船のマーク以外は資源を獲得し、資源は個人ボードで管理する。
船のアイコンは方舟カードに自分の色の建材キューブを置く。
方舟カードは全プレイヤー共通で、置けるキューブの数と、置いた際の効果が書かれている。
ゲームは他に使命カードがあり、これは最初にスタートプレイヤーの反対順に1枚ずつ獲得し、達成すると最後に勝利点になる。
6ラウンド終わった後、資源のマジョリティーや、方舟カードに置いた建材キューブのマジョリティー、使命カードなどで勝利点を得て、最も多く獲得したプレイヤーが勝利する。
感想
面白かった。
まず、ワーカーの置き方が特徴的で、常に相手の欲しい資源を把握しないと、なかなか自分の欲しい資源を獲得できない。
また、ワーカーが帰ってくるのが2列目の土地カードがなくなるタイミングなので、1列目のカードのアクションを打つと、次のラウンドでワーカーがなくなってしまう。
これはもちろん、敢えて相手のワーカーを1枚目のカードの上に行くように仕向けることもできるので、重要な戦略になる。
やっていることは資源を集めるだけなのだが、その資源の数自体が勝利点になり、しかもマジョリティーなので闇雲に集めればいいというわけではない。
カードの質感も良く、コンポーネントも悪くないのだが、パッケージが地味で損をしている印象。
同じルールで、テーマとアートワークを変えれば、すごい人気作品になってもおかしくない。
涼夏と千紗都と『楽園の方舟』
3人プレイでのプレイ記があります!