【コラム】BGGで個人輸入した話

2021年6月25日

せっかくこうしてブログを作ったし、もうだいぶ前の話になりますが、BoardGameGeek(BGG)でボードゲームを購入した話を書きたいと思います。

動機

利用したのは丁度1年前、2020年の5月で、その頃(もちろん今でも)、『ロシアンレールロード/Russian Railroads』が品薄になっていました。

本体自体は13,100円というプレミア価格でゲットしたものの、この拡張である『ジャーマンレールロード/German Railroards』が本当にどこにも無い。

どうしても欲しくなり、BGGの「GEEKMARKET」を利用してみることにしました。

商品を探す

BGGのサイトに行き、ゲーム名で検索をすると、「Buy a Copy」という項目があります。

この内の「GEEKMARKET」の「See All」をクリックすると、今売られているゲームの一覧が表示されます。

詳細をクリックして、着目すべき点は、「Seller Accepts」「Ships To」の2つです。

「Seller Accepts」:支払い方法。「PayPal」があるのが望ましい。

「Ships To」:輸送範囲。「Will ship worldwide」だと日本もOK。「Will ship to the United States only.」などのケースも多い。

「Condition」は「Very Good」「Like New」「New」などがありますが、主観なのであまりあてには出来ません。「Like New」なら良いと思います。

選んだら、「Seller」の列にある郵便マークをクリックして連絡をします。

連絡をする

非常に拙い英語で恥ずかしいですが、とりあえずこんな内容で通じたよ、というサンプルとして、自分が最初に送ったメールを載せます。これよりはましな英語が書けると、励みになれば幸いです。

Subject: “Russian Railroads: German Railroads"

Hello.

I’m thinking about buying “Russian Railroads: German Railroads".
I live in Japan.
Can I buy it?
How much is the shipping cost?
I will pay with PayPal.
How much is the total amount?

I look forward to your reply.

「ジャーマンレールロードが欲しい。日本に住んでるけど買える? 送料いくら? PayPalで払う。合計金額は?」と書いてあります。書いたつもりです。

返事はすぐに来て、「ヘイ、日本にも顧客はたくさんいて、もちろん大丈夫だ。送料は31ユーロで、商品代と合わせて127ユーロ、手数料込みで135ユーロだ。メアドはここ。その後自己紹介」という内容でした。

自分で読んでから、DeepL翻訳か何かに突っ込むといいと思います。当時、そういう知恵が無かったので、自力で解読しました。だからきっと、読み間違えたのでしょう。

その後、自分の住所を送ったり、振込先を教えてもらうなどのやり取りがありました。

振込をする

いよいよ振込です。PayPalは遥か昔にアカウントを作り、その時に一度使ったかどうか忘れてしまったくらい、昔々に使ったきりです。

PayPalには「個人間支払い」「商用支払い」があり、今回は個人間のやり取りなので、前者を選択しました。

しかし、何やらエラーになって失敗しました。問い合わせもしたのですが、あれこれ頑張った末、最終的に「商用支払い」でサクッと通りました。

「個人間支払い」の意味を取り違えたのか、あるいは別の原因によるエラーなのかは不明です。

額を間違える

意気揚々と連絡をしたら、「127ユーロしか入ってないから、残り8ユーロ入れてくれ」と返事がきました。

自分で頑張って翻訳した結果、文中に出てきた135ユーロの意味を取り違えたようです。さっきこの記事を書くためにDeepL翻訳に入れてみたら、間違えようのない訳が表示されましたので、自力はやめましょう。

また余分に手数料がかかるとがっかりしていたら、向こうからこんな提案がありました。

「Are you interested by chance in Russian Railroads: American Railroads too? The shipping cost wouldn’t change I think (have to check to be sure), item is in shrink.」

要約すると、「アメリカンレールロードには興味ない? たぶん送料変わらんよ」ということです。

興味はあります。ただ、和訳が見つからなかったのでスルーしていたのですが、せっかくなのでこれも購入することにして、代金と差額を合わせて(さらにもうちょっと多めに)振り込んでおきました。

やがて届く

やがて発送されました。トラッキングのURLを教えてくれたので、それで配送状況が確認できました。

今もアクセスできたので、スクショを載せてみます。

ここで止まりました。どうやらルーマニア国内だけ追跡できるサービスのようです。

日付をご覧いただいてわかる通り、時はコロナの真っ最中。もはや届かないくらいの気持ちで待っていたら(むしろ忘れていたら)、翌月16日に到着しました。ブカレストを出てから3週間ですね。

最後にこんなメールを送ってやり取りを締め括っています。これも恥ずかしいですが載せておきます。

Hi.

I received your package today.
I verified it.
No problem.
Thank you!
Then should I do something for you?

結び

こうして『ジャーマンレールロード』と『アメリカンレールロード』を手に入れて1年、前者は2回、後者は一度もやっておらず、棚で眠っています。よくあることですね。

お金をかける気とPayPalのアカウントさえあれば、振り込んで待つだけなので、どうしても国内では手に入らないゲームは、「GEEKMARKET」の利用を検討してみてください。

それにしても、『ロシアンレールロード』に13,100円、『ジャーマンレールロード』と『アメリカンレールロード』に21,120円。合計34,220円。

それだけの価値のあるゲームだとは思いますが、今度これらが一つになった『Ultimate Railroads』が発売されるそうで、泣きそうです。買おうかな……。

https://boardgamegeek.com/boardgame/329591/ultimate-railroads

スポンサーリンク