【レビュー】芸術家の祭典*タイルを並べて動かして!
概要
BGGによると、1995年のゲームのようで、あまり情報がない。
日本語タイトルは「芸術家の祭典」と「芸術家のたたかい」の2パターンがあることが確認できた。
原題は「art pieces」とか「artworks」という意味らしく、「祭典」とか「たたかい」という意味は原題にはない。
大きなボード上にタイルを配置したり、配置したタイルを動かしたりするゲーム。
また、手番では他に、目標タイルを獲得でき、この目標の達成具合で得点が入る。
ルール
※ここに書かれている情報は、自分が翻訳ツールなどを使って解釈したもので、間違っている可能性があります。大筋は大丈夫かと思いますので、大体どんなゲームかを把握するのにお使いください。
まず各プレイヤー、10枚のチップと、プレイ人数に応じた枚数(3人プレイなら18枚)のタイルを取る。タイルは5色あるが、特に自分の色とかはない。
手番で出来ることは以下の3つ。(1手番で3つとも行うことができる)
・タイルを1枚配置する(配置できないかしたくない場合は破棄する)
・配置されているタイルを移動する。
・目標タイルを取る。
タイルを1枚配置する
タイルは、同じ色に隣接するように配置するか、どの色のタイルとも隣接しないように配置するかの2パターン。
つまり、他の色のタイルにだけ隣接するようには置けない。同じ色のタイルと隣接していれば、他のタイルと隣接して置ける。
この状態の時、下の写真の青色のようには置けないが、黄色のようには置ける。
タイルを移動する
1手番で1枚以上のタイルを移動できる。移動は水平方向もしくは垂直方向にスライドさせて動かせる(つまり、狭いところは通れないし、回転させることもできない)
1枚のタイルを動かすごとに、チップを1枚支払う必要がある。タイルA→タイルB→タイルAの順に動かしたらどうなるかは、BGGで短い議論があって、3枚のチップが必要だろうとのこと。
移動の時、元々同じ色のタイルに接していたタイルを動かす場合、移動先でも同じ色のタイルに接している必要がある。
移動→配置→移動の順に行うこともできる。
目標タイルを取る
目標タイルは、A~Eのスペースに6枚ずつ裏向きに積んである。
手番ではA~Eのいずれかの山を取り、その中から1枚選んで、自分のスコアボード(15、10、10、5、5)の空いている場所に裏向きに置く。
ゲームの終了と得点計算
全員が最初に配られたタイルをすべて配置するか破棄したらゲーム終了。
目標タイルを表にして得点計算を行う。
例えばボード上に、黄色のタイルがぴったり5つ接続している場合、5+5点=10点。
緑色のタイルがぴったり3つ接続している場合、3+10=13点になる。
感想
なかなか面白くて難しい。シンプルながら考える箇所が多い。
目標の山は覚えゲーのところがある。
ゲームの終了トリガーを引くのが強いので、タイルを早くなくしてしまうのは得策ではない。
つまり、1手番に色々なことをし過ぎるのは損かも知れない。3人プレイだと、タイル18枚+チップ10枚+目標5枚の33アクションが最大。
ゲームとしてはオススメだけれど、古いゲームでコンポーネントは味気ないし、そもそも入手が難しいし、どこかで見かけたらやってみるくらいで。
涼夏と千紗都と『芸術の祭典』
3人プレイでのプレイ記があります!