【レビュー】グランドオープニング*レストランを開こう!
概要
3つのストリート、計6つのエリアにレストランをオープンさせる。
各エリア4枚までレストランカードを配置でき、4枚目が配置されたら、そのエリアの得点計算を行う。
レストランには和食やドリンクなど、4種類のジャンルがあり、ジャンルごとに得点が異なる。
得点はプレイヤーが出したカードの枚数によって刻一刻と変化するため、4枚目のカードをエリアに置くタイミングが重要になる。
すべてのエリアにレストランカードが置かれたらゲーム終了。得点の一番多いプレイヤーが勝利する。
ルール
まずこれがレストランカード。手札の枚数は2人なら4枚、3~4人なら3枚。
和食、世界の料理、スイーツ、ドリンクの4つのジャンルがあり、左上には数字が書かれている。
手番ではプレイヤーは一斉にカードを出して、数字の小さい順にカードをエリアに置いていく。
左下の+1や-1は、得点計算時に加点・減点される。
カードを選ぶ
全員手札からカードを1枚裏向きに出して、一斉にオープンする。(2人プレイの場合は2枚ずつカードを選ぶ)
上の例の場合、赤プレイヤーのカレー、青プレイヤーのウイスキー、黄色プレイヤーのステーキの順に処理する。
また、出した段階で、各ジャンルのトレンド(点数)を枚数分移動させる。
これがトレンドトラック。1点から5点と点数にかなりの開きがあるので、どのタイミングで得点化するかがとても重要になる。
カードを置く
これがカードを置くエリア。3つのストリートの上下に4枚ずつカードを置けるエリアがある。
それぞれのストリートには補充用カードが2枚置いてあり、カードを置いたらここからカードを1枚取る。
補充用カードがないストリートにはカードを置くことができない。(最終ラウンドを除く)
カードを置いたら、自分のマーカーをカードの上に置き、自分の店とわかるようにする。
得点計算
エリアに4枚目のカードが置かれるとグランドオープニングとなり、得点計算が行われる。
①トレンドによる得点:カードごとに、トレンドトラックの点数が入る。
②隣接出店ボーナス:ジャンルにかかわらず、自分のレストランが隣接しているとボーナスがもらえる。写真の上のエリアの場合、赤が2点。下のエリアは黄色が3点。
③専門エリア・取材ボーナス:写真の下のエリアのように、すべて同じジャンルのカードが置かれているエリアにおいて、1店舗のみ出店していると2点。例の場合、青が2点もらえる。
④特殊カードによるボーナス:前述のカードの左下の加点・減点。
ラウンドの終了・ゲームの終了
補充カードを2枚になるように補充して、次のラウンドに移る。
山札がなくなったら残り2ラウンド。
すべてのエリアにカードが置かれたらゲーム終了。最も点数の多いプレイヤーが勝利する。
感想
テーマ良し、コンポーネント良し、ルールはシンプルだがジレンマがあって、とても良いゲーム。
5点にするためにカードを出したら、他の人も出して1点になってしまったり、逆に敢えて他の人に出させようとしたら、誰も出さずに2点になってしまったり。
得点の調整の他に、手番順も重要。ルールブックにも「先に出店できるのが常に有利とは限りません」とわざわざ書いてある通り、遅いと相手の動きを見てエリアを完成させるかどうかを判断したりもできる。
ゲーム終了後に、完成した各エリアを想像するのも楽しい。天ぷら、蕎麦、チーズケーキ、ホットドッグの店の並ぶエリアはどんな感じだろうか。
あまり流通しているゲームではないが、これを書いている2023年6月現在、ジェリカフェには在庫がある。オススメのゲーム。
涼夏と千紗都と『グランドオープニング』
3人プレイでのプレイ記があります!