【レビュー】キャットインザボックス*色のわからないトリテ!

キャットインザボックス

概要

ベースはトリックテイキング。

ただし、カードはすべて黒色で、出す際に自分でそのカードが何色が決めることができる。

出されたカードや、各プレイヤーが持っていない色(すでにパスした色)はボード上で管理されるため、わかりやすい。

最初に自分の勝利数を予想して、もしぴったり合えばボーナスがもらえる。

ただし、途中でカードが出せなくなると、その時点で敗北し、獲得したトリックの数だけマイナスになってしまう。

トリックテイキングとは

手札にその色があったら、絶対に出さなくてはいけないというもの。

たとえば青3、青5で回ってきて、自分が青1や青6を持っていたら、必ず出さないといけない。

もし持っていなければ、他の色を出すことができる。青3、青5に対して、緑6を出したら、その場は青5を出した人が勝利する。(まず色が絶対。その次に数字の大小)

キャットインザボックスでは

色は4色。赤、青、黄色、緑。数字はプレイ人数によって異なるが、3人なら1~6を使う。

通常、トリックテイキングでは、誰が何を出したかは、記憶で把握しなくてはいけないが、このゲームでは下のようなボード上で管理する。

また、すでに誰が何色を持っていないかも、通常は記憶しなくてはいけないが、下のような個人ボードで管理するため、記憶する必要がない。

ルールは通常のトリックテイキングと同じだが、赤は最も強い色になっている。

例えば青3、青5で回ってきて、すでに青がない場合、緑6では負けてしまうが、赤1ならそのトリックを獲得できる

カードについて

キャットインザボックスでは、カードはすべて黒いカードになっており、何色にでもなるようになっている。

例えば誰かが青2を出したら、自分の持っている2のカードは、赤、黄色、緑にしかならない。

もし手札を5枚残している状態で、青のトリックを赤で取ってしまったら(すなわち青はもう持っていないと宣言してしまったら)、残りのカードはすべて青にはならない。

これが何を意味するかというと、途中で矛盾が生じてカードを出せなくなるケースがある。

例えば自分はもう2と3しか持っておらず、赤と黄色と緑の2と3はすでに出されている。

しかし、自分はもう青は持っていないと宣言してしまっていたら、そのカードは何でもなくなってしまう。

これをパラドックスと呼び、その時点でそのプレイヤーは敗北。ゲームは終了する。

ルール

最初に自分の勝利数を予想する。3人プレイなら、1勝、3勝、4勝から選ぶ。

カードを配る。3人プレイなら一人10枚で、最初に1枚を裏向きに捨てる。

その後、ゲームを8回行う。1枚は残る。

獲得したトリック数が勝利点になるが、もし予想した勝利数だったらボーナスがもらえる。

前述のパラドックスが起きたら、その時点でゲームは終了し、パラドックスを起こしたプレイヤーは獲得したトリック数がマイナス点になる。

感想

自分が過去にやったトリックテイキングのゲームの中では一番面白かった。

まず、記憶力に依存しないのが良い。神経衰弱もそうだが、何かを覚え続けるゲームは苦手なので、トリックテイキングも敬遠していたが、このゲームはその必要がない。

あと、色を自分で決められるのが面白い。最初に1枚、何を捨てるかのと、最後に1枚何を残すかの戦略性が高い。

2023年3月現在、品薄のようだが、再販の予定もあるもよう。安定して買えるようになったら買おうと思う。

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