【レビュー】インカの黄金*遺跡に潜って財宝集め!
概要
遺跡に潜り、財宝を発見して持ち帰るゲーム。
奥に進むごとにカードがめくられ、財宝が増えていくが、同時に危険カードも増えていく。
5種類の危険カードの内、2枚同じカードがめくられるとラウンドはただちに終了する。
その前に引き返さなくてはいけないが、引き返すタイミングが他のプレイヤーとかぶると、もらえる財宝は山分けになってしまう。
5ラウンド行い、最も多くの財宝を持ち帰ったプレイヤーが勝利する。
ルール
カードの山には財宝カードと5種類の危険カードが各3枚。そして、ラウンドにつき1枚、遺物カードを追加する。
カードをめくり、財宝カードが出たら、まず人数で山分けする。5人プレイで12のカードを引いたら、一人2つと、カードの上に余った2つが残る。
カードをめくるたびに、全プレイヤー、一斉に引き返すか奥に進むかを宣言する。もし引き返したら、カードの上に残っている財宝を引き返した人数で山分けし、それまでに獲得した財宝とともに持ち帰る。
もし遺物カードが出たら、即時持ち帰られないと財宝化できないが、引き返す人数が複数の場合は失われてしまう。
同じ危険カードが2枚めくられたら、その時点でラウンド終了。引き返さなかったプレイヤーは、ラウンド中に獲得した財宝をすべて失う。
今回出た危険カードの内の1枚は除き、新たに遺物カードを1枚追加して次のラウンドを行う。
計5ラウンドで、最も多くの財宝を獲得したプレイヤーが勝利する。
感想
有名タイトルながら、なかなかプレイする機会に恵まれなかったゲーム。
ようやく遊べたが、抜群に面白かった。
引き返した人数が増えるほど、山分けで得られる財宝が増えていく。もし自分一人になれば、めくられた財宝はすべて自分のもので、もし遺物カードがめくられようものなら、もはや勝ったと言っていい。
ただ、もちろんその頃には危険カードもたくさんめくられているだろうから、失敗するリスクも高くなる。
危険カードが最初の1枚目がめくられるまでは、突然終了する可能性はないので、引き返すメリットは少ない。みんながそう考えたら、案外序盤に引き返して多くを得て、その後連続して危険カードが出て一人勝ちできるかもしれない。
基本的には危険カードが2種類くらい出てから引き返したいが、考えることはみんな同じだ。特に遺物カードが出たら、引き返す選択がバッティングする可能性が高くなる。
いかに出し抜くか。また、どこまでチャレンジするか。運と駆け引きが試される名ゲーム。