【レビュー】レトリエ*数値で殴って論破しよう!

2023年3月24日

レトリエ

概要

アブストラクトな2人用のゲームで、相手のコマや本拠地を攻撃し、相手のコインが0になったら勝利する。

テーマとしては、各々異なる主義主張のあるソフィストで、広場で議論を繰り広げる。

各プレイヤー6つのダイスを持ち、ダイスの目は体力や攻撃力を表す。

目が0になったソフィスト(ダイス)はボード上から除外されるが、門出といって、再びボード上に出現できる。

相手の本拠地を攻撃することもでき、その場合、特定のダイスの出目ではなく、相手のコインを減らすことができる。

ルール

ゲームの準備

一人ダイスを6つと、コインを6枚持つ。

ランダムに1、2、無地のタイルを配置したら、後手のプレイヤーが、2つある本拠地のいずれかを選ぶ。

その後、先手プレイヤーが1~3個のダイスを、自分の本拠地に出目「1」で置く。

次に後手のプレイヤーが同じように配置して、準備完了。

手番

手番では以下の①~⑥のいずれかを行う。

①移動:直線上に移動する。相手のコマや、自分のコマは飛び越せない。相手の本拠地には入れない。

②資源を獲得する:移動して、今いるタイルの下の数値だけコインを獲得する。すでに数値の書かれたタイルの上にいる場合は、移動しなくてもコインを獲得できる。獲得したら、タイルを裏返す。

③敵ソフィストを攻撃する:移動して、相手のソフィストを攻撃する。すでに隣接している場合は、移動しなくてもよい。自分の目の数だけ相手の目を減らす。0になったら相手の手元に戻る。

下の例の場合、白の1が黒の5を攻撃したら、黒の5は4になる(青矢印)。黒の4が白の3を攻撃したら、白は0になって撤退する(緑矢印)。

④敵の本拠地を攻撃する:移動して、敵の本拠地を攻撃する。すでに隣接している場合は、移動しなくてもよい。自分の目の数だけ、相手のコインを減らす。

⑤本拠地から総攻撃する:本拠地に隣接する敵ソフィストを、本拠地にいる全ソフィストの目の合計で攻撃する。

下の例の場合、白は黒の3に2ダメージ与えられる。また、②の移動攻撃のように、黒の5が戻って白の6に対して、合計9で攻撃することもできる(青矢印)。

⑥門出:本拠地の空いているマスに、手元にあるダイスを置く。出目はコインを支払って変えられる。6コイン払えば6になる。

これらの手番を繰り返し、相手のコインを0にした方が勝利する。

感想

なかなかよくできている。

大きい数字のソフィストを作ると強いが、その分一気にコインが減るので、本拠地を攻められて即死する危険がある。

しかし、生き延びれば大きい数字で一気に相手の本拠地を攻め落とせる。

長期戦になるかと思ったが、意外と短期決戦なゲームかも。

コンポーネントに対してちょっと値段が高いので、ボドゲカフェとかで見かけたら一度やってみて、それから購入を考えてもいいかもしれない。

涼夏と千紗都と『レトリエ』

プレイログがあります!

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