【レビュー】アサンテ*商品を売買してお金を稼ごう!
概要
カードを中心とした二人用のボードゲーム。
商品を6つまで置ける自分の屋台タイルの上に商品を集め、売却してゴールドを稼ぐ。
初期は20ゴールドから始め、どちらかが60ゴールドになったら、相手プレイヤーがもう1手番プレイしてゲーム終了。ゴールドが多い人が勝利する。
カードには商品の売買を行う商品カードの他に、様々な効果を持った秘宝カード、人物カード、動物カードがあり、効率よく商品を集め、時には相手の邪魔をしながら勝利を目指す。
準備
聖地カードを山にして、3枚を両プレイヤーの中央に表向きに並べる。
各プレイヤー、自分の屋台タイルとカードを5枚、20ゴールドを受け取る。
5つのアクションマーカーは共通で使うので、共通ストックに置いておく。
ルール
各プレイヤー、「フェイズ1:カードを引く」「フェイズ2:カードをプレイする」の順に行う。
アクションマーカーを5つ持ち、5アクションまで行うことができる。
アクションマーカーを2つ以上残して手番を終えたら、ボーナスで1ゴールを獲得できる。
フェイズ1に5アクションすべて使用したり、フェイズ1を飛ばしてフェイズ2を5アクション行うこともできる。なお、手札のカード枚数に上限はない。
フェイズ1:カードを引く
1アクション使ってカードを引く。そのカードを手元に残す場合は、フェイズ2に進む。
そのカードを捨てて、再びカードを引くことも出来る。5アクションの間、何度でも繰り返すことができるが、手札に1枚加えたらフェイズ2に進む。
フェイズ2:カードをプレイする
1アクション使って、手札のカードをプレイする。
後述する聖地カードのプレイにはアクションを消費しない。
カードの種類
カードには、聖地カード、商品カード、秘宝カード、人物カード、動物カードの5種類がある。
準備の通り、聖地カードは両プレイヤーの中央に置かれる。残りのカードはひとまとめにしてシャッフルし、山札にする。
聖地カード
後述の秘宝カードのプレイによって獲得し、獲得したカードはアクションを消費せずに使用することができる。
効果は、「カードを1枚引く」「1ゴールド獲得する」などがあり、使用した聖地カードは聖地カードの捨て山に移動する。
聖地カードは5種類、各3枚ずつあり、もし同じカードが2枚、3枚ある場合、アクションを2回、3回行うことができる。捨てる聖地カードは1枚だけでよい。
商品カード
カードに描かれた商品をすべて、左下のゴールドで購入するか、右下のゴールドで売却する。
屋台タイルには6つしか商品を置けないので、すべての商品を置くことが出来ない場合、購入できない。
同様に、売却する時も、必ず描かれたすべての商品を同時に売らなくてはならない。
商品カードはプレイしたら捨て山に移動する。
秘宝カード
1アクション使って、3枚のいずれかの聖地カードの手前に公開する。3枚目までは、その聖地カードは相手プレイヤーが獲得し、1枚補充する。
4枚目以降は、すでに置かれた秘宝カードと入れ替え、聖地カードも自分が獲得する。(秘宝カードは常に最大3枚までしか置けない)
1枚の秘宝カードは1手番に1回しかプレイできない。使っても捨て札にはならず、また次の手番で使うことができる。
人物カード
1アクション使ってプレイし、カードの効果を適用する。
その後、カードは捨て山に移動する。
動物カード
人物カード同様、1アクション使ってプレイし、カードの効果を適用する。
その後、カードは捨て山に移動する。
「動物の友」
「動物の友」は特別なカードで、相手プレイヤーが使った人物カードや動物カードの効果を打ち消す。
相手の手番中に使用し、アクションは消費しない。
ゲームの終了
どちらかのプレイヤーが60ゴールドになったら、相手プレイヤーがもう1手番行って終了する。
ゴールドが多い方が勝利する。同点の場合は最後に手番を行ったプレイヤーが勝利する。
感想
基本線では面白い。
説明書にも書かれているが、大体どんなカードがあるかを覚えてからが面白くなってくるが、100枚近い山札から欲しいカードが来るのは本当に運なので、与えられた手札でどう戦うかである。
そういう意味では、1回目から十分楽しめる。
一見、商品カードで商品を集めて、商品カードで売ってゴールドを稼ぐゲームに思えるが、商品カードは全体の3分の1ほどしかなく、しかもお茶を得るためにお茶のカードを使うと、そのカードは捨てるため、お茶の売却が難しくなる。
上の写真にある「船頭」のような人物カードで商品を集めたり、「ミーアキャット」のような動物カードでカードを引いたりなど、アクションや商品カードに依存しない戦い方が大事になってくる。
ちなみに、思ったより加速しなかった。確かに出来ることは増えていくが、プレイ感は最初と最後であまり変わらず、だんだん退屈になってくる。
いっそ、お互い決められた手番数プレイして、ゴールドの多いプレイヤーが勝ちとかの方が良かったのでないだろうか。
涼夏と千紗都と『アサンテ』
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