【レビュー】チケット・トゥ・ライド・アメリカ
概要
多くのシリーズが出ている『チケット・トゥ・ライド』の1作目。
大きなボードの上にアメリカの都市が描かれ、都市と都市が色のついた線路で結ばれている。
プレイヤーは手番で線路の対応する色の列車カードを集め、線路のマスの数だけカードをプレイすることで、自分の色の列車コマを置くことができる。
行き先チケットカードには2つの都市が書かれており、ゲーム終了時にその都市間を自分の列車コマで接続できたら得点になる。ただし、未達成の場合は減点になる。
他に、線路マスを埋めるごとに得点が入り、最終的に得点が最も多いプレイヤーが勝利する。
ルール
最初に、行き先チケットカードを2~3枚、列車カードを4枚、手札として持つ。
列車カードの山は常に5枚表になっている。
手番では、「列車カードを引く」か、「列車コマを置く」か、「行き先チケットカードを引く」ことができる。
列車カードを引く:表向きになっている5枚もしくは山から、合計2枚引く。ただし、表向きのカードから虹色のカードを取った場合は1枚だけ。
列車コマを置く:線路マスに対応する色の列車カードを、マスの枚数出して列車コマを置く。マスの数に応じて得点が入る。
行き先チケットカードを引く:行き先チケットカードを3枚引いて、1枚以上を受け取る。
誰か一人の列車コマが残り2つ以下になったら、そのプレイヤーまでもう1手番ずつ行ってゲーム終了。
行き先チケットカードが達成できていたら得点になり、未達成の場合は失点になる。
また、最も長く列車コマを繋げたプレイヤーは10点得られる。
感想
安定した面白さ。最初に引いた行き先チケットカードに得点を左右されやすいが、そういう適度な運要素が初心者にも優しいゲームになっている。
3人でプレイすると複線が1人しか使えないため、バチバチしやすい。あとは、広げるエリアが1人と2人になりがちなので、4人が一番良さそう。
長い路線を一気に繋ぐと入る得点が大きいため、列車カードをたくさん集めてから一気に置く方が強そう。もっとも、路線によっては短く繋ぐしかないので、必ずしもその戦略が使えるわけではない。
後から出たシリーズの方がバランスの良いものが多いが、是非ルールがシンプルなこの1作目からプレイしてみて欲しい。